1/72アウストラット要塞28cm三連装砲沿岸砲塔ほか、モデルコレクト4月発売新製品

1/72アウストラット要塞28cm三連装砲沿岸砲塔ほか、モデルコレクト4月発売新製品

2018/02/15

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  • スケールキット

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モデルコレクト「1/72 アウストラット要塞の28cm三連装砲沿岸砲塔「ツェーザル」」

 

艦船用の三連装砲塔が直接地上に設置されているこのイラストはなかなか奇想をそそるものですが、これは第二次世界大戦でドイツ軍が当時占領統治下にあったノルウェーのアウストラット要塞に建設した沿岸砲です(背景にはフィスト・オブ・ウォーのビエラフースラーが描かれており、イラスト自体は架空の設定のようです)。もともとは大破したドイツ海軍の戦艦グナイゼナウの損傷を修理する際に持ち上がった、38cm砲への換装計画の為に撤去された28cm砲を沿岸防衛に用いる計画でした。グナイゼナウの改修は頓挫しそのまま解体されてしまうのですが、9門の主砲はそれぞれ要塞砲に転用されました。ノルウェーのアウストラット要塞には3番砲塔「ツェーザル」が原形をとどめたまま設置され、いまでも現存し一帯は公園として解放されています。

 

 

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現存するツェーザル砲塔(画像はwikipediaより引用)。揚弾機構や照準システムがコンパクトにまとまった艦艇の砲塔を要塞砲に用いることは20世紀初頭にはポピュラーな手法であり、日本でも戦艦安芸や土佐の砲塔を転用した例があります。とはいえこうして現在までその姿を保っているものは非常にめずらしく、貴重な戦争遺構と言えるでしょう。それなりに苦労して設置したにもかかわらず、戦争中はまったく使用されなかったために残されたというのは、いささか皮肉なことではあります。

 

 

Atlantikwall in Norway

 

砲塔内部の様子(画像はwikipediaより引用)。機能こそ停止していますが内部も一般に公開されて、日本から海外旅行で立ち寄ることも可能です。周辺にはコンクリートブンカーなどの当時の要塞設備が大規模に現存していて、ウィーンの高射砲塔と同様に「破壊する方が手間がかかる」タイプの建築なのでしょう。

 

キャプチャ

 

Googleマップで航空写真を見ると山の中にポンと三連装砲塔が鎮座していて驚きます。のどかな雰囲気……には見えないかやっぱり(^^;

ちなみに位置はこちらになります。ご興味ある方はどうぞ。

 

キットは、モデルコレクトが発売を予定している陸上巡洋艦「ラーテ」の、いわば副産物としてうまれたもの(でしょう)。実際にはグナイゼナウの砲塔を利用して計画されたのがラーテなのですから、模型に於いては関係が逆転した形となります。1/72スケールの28cm三連装砲塔、なかなかユニークなプラモデルになりそうですね。なお本キットにはモデルコレクトの128mm FlaK40 ツヴィリング高射砲パーツが二基分セットされますので、モデラーそれぞれでお好みの要塞を建造することが可能です。

 

脚を生やしてもよかろうと思いますが。

 

この他モデルコレクト1/72スケールプラモデル/塗装済み完成品、ただいま好評発売中です!

 

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