タコム(TAKOM)M3中戦車ファミリーに鋳造車体のM3A1とCDLが登場!

タコム(TAKOM)M3中戦車ファミリーに鋳造車体のM3A1とCDLが登場!

2018/06/29

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TAKOM20180629タイトル

 

1/35スケールのM3中戦車プラモデルがこんなにも充実する日が来ようとは、誰が思ったことでしょう。M3ファミリーの中でも特異な存在の鋳造車体M3A1と、さらに特異な「運河防衛灯」がTAKOMよりリリース!

 

 

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1/35 米軍 M3A1 リー 中戦車

 

製造工場ごとに様々な差異をもつのは第二次世界大戦時代のアメリカ戦車の大きな特徴です。それは無論アメリカ以外の主要各国の戦車に言えることなのでありますが、ことアメリカの場合は工場ごとの「振り幅」が非常に大きく、エンジンや車体構造がまるで異なる有り様なのはよく知られています。M3A1中戦車はそれまでの鋲接(リベット)構造の車体と違って車体全体を一体鋳造式の構造に改めたもので、アメリカン・ロコモーティブ社で300両が生産されました。砲塔に37mm、車体に75mmの二門の砲を持つことは変わらずに、防御性能は従来のM3中戦車より優れたものでしたが、前線に投入されることなくアメリカ国内での訓練にのみ使用されました。

当時のアメリカならではのことですが、本車もクリアーな記録写真が残されていて昔からその形状はよく知られています。その形状が複雑なことも同時によく知られていて、これまでインジェクションキットが発売されたことはありません。TAKOMがそこに敢えて挑戦するのは、あるいは後発ながら怒涛のラインナップを予告しているミニアートのM3中戦車ファミリーを意識してのことでしょうか。

TAKOMのM3が車体を組み立てるのに一枚板を「手で曲げる」設計だったことに驚きの声も上がりましたが、今回のM3A1は実物通りの一体成型で組み立てることが出来そうです。その面白さ、構成の妙を楽しめる模型となりそう。8月発売予定、予約受付中です。

 

 

 

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1/35 米軍 M3A1 リー CDL

 

CDLとは “Canal Defence Light” の略称で、直訳すれば「運河防衛灯」となります。「運河防衛灯は運河を防衛するわけではない」というのは戦車マニアでは鉄板のジョークで、主に戦車の英国面に罹患した人々の間で使われます。秘匿名称「CDL」は元々イギリス軍で発起されたプロジェクトであり、夜間戦闘を支援する「装甲サーチライト」でした。車台には当初マチルダ歩兵戦車が用いられていましたが、主砲の代わりに800万カンデラの光度を持つカーボンアーク灯を搭載した砲塔では戦闘力の低下は否めず、代替の矢が刺さったのがアメリカ製のM3中戦車でした。すでにM4シャーマン中戦車の配備が始まっていた時期にあって、M3リー/グラント中戦車は単に余剰となっていただけでなく、車体に75mm主砲を持つためにCDL改装を受けても十分戦力となりえたのです。イギリス軍では主にM3グラント戦車が用いられ、米軍では鋳造車体のM3A1が使用されました。これら米英両軍のCDL戦車は第二次世界大戦末期、ライン河渡河作戦の支援で実戦に投入されましたす。大戦初期に「間に合わせ」的に作られたこのアンバランスで奇妙な戦車は、連合軍がドイツ本国へ侵攻する最後の大舞台で、立派にその道を照らしていたのです。

こちらも同じく8月発売予定です。CDLターレットはマチルダなどにも使いたいところですが、さすがに単品では出ないかなあ……。

 

 

 

M3A1鋳造車体は一見すると「電子レンジに入れ過ぎた鏡餅」のように、なんとも言えない形状をしています。しかしこのときに確立された大型鋳造技術は、M4シャーマン中戦車の中でもいち早く生産されたM4A1、あるいは戦後のパットンシリーズへと続く、アメリカの戦車開発史の中でも大変重要な意味を持つもの。その始祖たるM3A1中戦車を是非コレクションにお加えください。

 

電子レンジに入れ過ぎた鏡餅みたいなんですけど。

 

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