2018年第57回静岡ホビーショーレポートまとめ(2)

2018年第57回静岡ホビーショーレポートまとめ(2)

2018/05/11

  • イベントレポート

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寿司から始まるホビーショーレポートがあってもいいじゃない。だってスケイル編だもの。生シラス、美味しゅうございました……

 

 

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タミヤの空母いぶき、サンプルを組んでいくつか疑問というかおたずねしたいことがあったので担当の方に直接うかがってきました。最も気になったのは艦載機ランナーが単独で成形できるになってたことですが、たしかにスイッチは入っているけど現在特になにかをよていしてるわけではない、とのこと。

 

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ウォーターラインシリーズではじめて低板の無い設計なのは、ひとつはパーツ総数を抑えて作りやすくすること、特にいぶきの場合はコアなモデラーばかりではなくライトユーザーも指向しているので組立ての手軽さ、ですね。それを目指しているそうです。喫水線も実際の船では分割ラインがある訳ではないので塗装した方が綺麗に仕上がると、その際パーツの合わせ目処理で彫刻(モールド)を消さないように仕上げることが大事だ、というようなお話でしたので、もしかするとWL前作島風の件がなにか影響しているのかも知れません。流石にそこまで聞くのは躊躇われたのですが。

で、これは躊躇わずに聞いてみたんですが、やっぱり「小学館だから」出来たというのは大きいそうです。むしろ、今回のキット化は小学館のほうから出たオファーだそうで。その上で「空母いぶき」の設定やストーリーがタミヤ製品のカラーに合っていたからなのです、と。

 

「ミニ四駆などで小学館とは長いお付き合いがありますから、やはりそういう面もあります」

 

……なるほど。ならばやはりこの質問をぶつけるべきですね躊躇わずにね!

「コロコロアニキで小林源文先生が連載している戦車漫画をタミヤで製品化するというのはどうでしょうか。萌え要素ゼロです

「ちょwwwぶっはwwwwwないです全然予定もありませんwwwwww」

 

※担当の方を無理に笑わせるのはやめましょう。

 

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M3A1スチュアート後期型は比較のために旧作も展示されていたので、新しいベルトキャタピラは旧作にも巻けるのか、これも前から気になっていたのでたずねてみたところ、その場で巻き替えて見せていただきました。旧作の方、起動輪は旧パーツのままで新しいベルトキャタがしっかり巻けます。というか「合うように設計しました」とのことで、これで長年の懸念だったタミヤのM5やM8のキャタピラを正確な形状に変えられるいわば「公式アップデートパーツ」みたいな意味合いが出てきますね。

 

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防盾部分のイエローラインも全部デカールに入っているので、これは作り易そうですね。うむうむ。

 

 

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話題の16式機動戦闘車、とにかくデカいです。具体的に言うと初期MMのドイツ8輪重装甲車みたいな感じか(例えが古い)底面まで精密に再現された様子やステアリングギミックに耳目の集まるところですが、ここは敢えてデカールに要注目です!四国の戦車モデラーの皆さん、善通寺の第15即応機動連隊のウルトラかっちょええマークが入ってますよ!!

 

 

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1/48MMシャーマン・イージーエイトは黒いスターマークがあるのが良いです。これは1/35キットのものをそのまま縮小してる訳なんですが、WW2後半の連合軍戦車がやっとヨンパチシリーズにラインナップされるよろこびたるや、この黒い星に集約されていると言っても過言ではありません。

 

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砲塔部分は1/35と違って細かく分割されています。単純に35のスケールダウンではないのは、スライド金型を使わずコストを抑える意味があるようで、戦車模型の高騰化に敢然と立ち向かうのはヨンパチMMの大事な使命だ!

 

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チャーチル・クロコダイルももうじき発売、こちらは既に組立て体験会も行われているので手に取った方も多いことでしょう。いやホント、やっと大戦後半の連合軍戦車が出てくれましたああつぎはT-34/85が来ないかな……

 

 

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ドイツ空軍クルー冬期装備・ケッテンクラートセットはそんなに注意していなかったんですが会場で現物見たら充実した内容に驚きです。むしろケッテンクラート「が」オマケみたいな。

 

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全体で3つのシチュエーションが1つのパッケージになってるわけですが、それぞれ単独でも十分「絵」になるフィギュア、衛兵や整備兵はちょっと工夫すれば戦車の情景にも使えそうです。

 

 

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こちらは会場発表新製品のRC版マークIV、自由自在に動きます。以前シングル版がはじめてお目見えしたときには係の人がつきっきりで向きを変えないとディスプレイから落ちそうだったのにこの軽快さ!橋から落としても大丈夫かどうかはわからない……!

 

 

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1/48F-14Dトムキャットは前作A型との違いを忠実に再現。兵装を一新してパイロットスーツも変更されてます。

 

 

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ミニ四駆では爆走兄弟レッツ&ゴーシリーズ最新マシン、グレートマグナムR(リボルバー)が鋭意開発中です。モックアップを見ていると土屋研究所にいるような気分(笑)

 

 

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トライロングはパネルにもある通りのユニークな出自のマシンです。ミニ四駆全般が、単に早いというだけではなくてコンクール・デレガンスに比重が置かれたり、マシンデザインにも様々な要素が加味されていっそう豊潤な趣味となっているのがわかります、でもやっぱり早い方がいいぞレースで勝ってこそだぞ、という気もw

 

 

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こちらは参考出品なのですが軍港情景というものが大小2種展示されていました。ストラクチャー類は既存の製品ではなくレーザー加工されたペーパークラフトなんですね。これ、タミヤが「鎮守府」というものに、イマドキの流行りに向き合い始めたってことなんだろうな。

 

 

まだまだ興味深い展示の数多くあるタミヤブースですが、ここらへんできりあげて次のところへ。

 

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ファインモールドの1/48海軍九八陸偵、これもなぜ陸軍の九七司偵ではなくてわざわざこちらからだしたのか、大変興味深いところでした。

 

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例えば、栄エンジンだけ別枠でパーツ化されていたら後々まで応用が効きやすい(具体的に言えば零戦が出せる)ので、そういうものかなーと見当付けてみてみたら、

 

 

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別に全然そんなことはなかったんだぜ。あれれつまりどういうことなんですかいとここも躊躇わずに聞いてみたら

 

「同時進行してたんだけどそっちは間に合わなかった」んだそうで、あーなるほどエンジンだけでなくカウリングも含めて陸海軍の仕様違いでパーツを分けているんですね。とはいえ栄エンジンのパーツを設計しておけば3Dデータの流用とか、後々まで活用できるものだと思いますハイ。

 

 

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九試単戦改修型はコブ付きカウリングになったぐらいだからあんまり変更点も無いかなーと思いましたら

 

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カウリングのパーツは機体のランナーにあるので、全体的には新造パーツが大きな割合となります。

 

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チハ2種は履帯が部分連結式に変更です。これでほぼ完了ですかしら。

 

 

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プラッツのガルパン新作、待ちに待たされた島田愛里寿のA41センチュリオンです!やー、ようやくイカロス出版AFVプラモデルカタログ付属フィギュアに居場所ができます。

 

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AFVクラブのセンチュリオンをベースに新規パーツを大量投入、金属砲身も付属します。A41自体がセンチュリオンのバリエーションとして貴重な存在ですから、ガルパン関係ないイギリス戦車ファンでもこれは見逃せません。そこから沼まで一直線です!

 

 

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少女終末旅行のケッテンクラートはサイドポケットも設定どおりに追加されてます。微妙な形状のヘルメットもそのまま微妙に立体化だ!

 

 

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ここもひそまそはパネルのみだったんですが、プラッツは自衛隊ものに力入れてますから期待していいんじゃないでしょうか?

 

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T-1BやF-4EJ改など、自衛隊機は積極的に製品化されていますから自衛隊ドラゴンも…いや、たぶん……

 

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ドラゴンの新製品ミニアーマーシリーズは1/144の戦車模型です。このスケールはずいぶん前にもやってるんですが、完全新金型で以前よりずっとシャープな印象でした。

 

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会場ではミニディオラマが展示され、プラッツの扱う輸入情景素材などをもちいてクラフト系のユーザーにも訴求するものとなりそうです。鉄道模型やる方ならばこのスケールはむしろ手慣れたジャンルでしょうし、既存の「戦車模型」にとどまらないもの……でしょうか。

 

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ラインナップ自体は既存の1/35をダウンサイズさせたようなものではあります。

 

 

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ドラゴン新製品M48架橋戦車、橋部分は展開可能で大迫力です。しかしよーく見るとアームの付け根に発煙弾ランチャーがちょこんとあってカワイイのよ。

 

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また、III号戦車は部分連結式のNEOトラック仕様が発売されます。すでに九七式戦車に実装されてるものですが、手曲げでここまで曲がるものとはおどろきで、ちょっとしたイノベーションとなるのかな。そういえばドラゴンの新砲塔チハ「功臣号」はやっぱり無かったなあ。

 

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パネル発表ではパンター関連が面白そうです。ヤークトパンターのように実車が存在するものはバッティング渦から逃れられないかも知れませんが、パンターF型の上面増加装甲・夜間暗視装置仕様なんてフィクショナルなものは余所ではやらないでしょうし、考えてみれば砲塔上面以外は既存のパンター用パーツが使えるでしょうからローコストな新製品なのかも知れません。

 

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その2を締めるのはボークス造形村の二式複戦「屠龍」に任せます。造形村の飛行機模型は機体内部の構造の面白さで選んでるのでは……とよく思うのですが、この屠龍も斜め銃など面白い構造がハッキリわかります。外観だけだと単にスマートな双発機にも見えますが、機体中央に位置する機銃や弾倉など、凄く大変な飛行機だなあと思わされる。最近は海外メーカーの大型モデルなどで機体内部構造を再現した物も増えてきましたけれど、その潮流はやはり造形村から始まったものだと、個人的には思います。

 

……しかし今回全然終わりそうにないんですがどうしましょう(笑)