独断と偏見だけで選ぶ 今年1番のプラモデル 2018

独断と偏見だけで選ぶ 今年1番のプラモデル 2018

2018/12/28

  • 雑記・メモ

 

さて今年もこの記事を書く時期がやって参りました。好き勝手に好きなことを書いてよいという好き勝手な企画です。一年中そうやってます。

ちなみに去年はこんな内容で、一昨年はこうでした。くらべてみるとタイトルバナーのデザインがどんどん雑もといシンプルになってますね。フラットデザイン!フラットデザインでございます!!

 

そしてまず最初にお断りしておきますと、

 

今年は対談形式にはしません。

 

あれけっこうツラいんですよ? 書いてて。

 

 

■ガンプラ部門

 

 

BANDAI SPIRITS 「1/144 HGUC ムーンガンダム」

 

今年もたくさんガンプラが発売されましたけれど、そして今年もたくさんのユニコーンガンダムやシナンジュやジェガンが出ていたような気がしますけど、このムーンガンダムこそオンリーワンです!バルギル出なかったし。共通ポリキャップを使わずにKPS素材で関節構造を設計する最近のガンプラの特色を存分に活かし、本キットだけの独自設計がなされた各可動部分は刑部一平デザインの魅力を存分に引き出します。TVシリーズよりもパイが少なそうなコミックベースの製品でここまで攻めたガンプラというのも驚きで、今年発売された中で一番のガンプラはムーンガンダムなのです。なお漫画は読んでいない(えー)

 

 

■その他キャラクタープラ部門(手の生えている方)

 

 

Piece「In Wonder Land トランプ兵」

エムアイモルデ「1/35 IV号人型重機」

 

今年はこの2つの「プラモデル」が大変印象に残りました。どちらも個人の、作家性を前面に打ち出してイベント販売のレジンキットから一般市場で流通するマスプロダクション製品へと発展したもの。そこに至る過程はそれぞれ異なるのですが、いまや同一の戦場で覇を競い合う存在です。プラモデルだけではなく世の中のキャラクターグッズ全般が既存マーケティング優先の方向へ収斂されていく昨今にあって、このようなチャレンジングなアイテムは商売っ気抜きでも応援したいところです。商売になるなら倍プッシュです!

 

 

■その他キャラクタープラ部門(手の生えていない方)

 

 

 

※天候不順によりキノコの収穫が遅れているため、この分野は「受賞作無し」となりました。ご了承ください。

 

 

■沿岸要塞部門

 

 

モデルコレクト「1/72 アウストラット要塞の28cm三連装砲沿岸砲塔「ツェーザル」 (128mm FlaK40 ツヴィリング高射砲 2個付き)」

 

今年発売された沿岸要塞プラモデルの中でいちばんはこのツェーザル砲台です。他がいねぇだろと言う勿れ、相手のいないところで戦えば自動的に勝利判定を得られます。とはいえ、ボックスアート見たときはてっきり架空の存在かと思いきや、実は実在どころか現存する戦争遺構でgoogleマップにも載っているなどと、いろいろ勉強になった製品でもあります。そしてとある模型コンテストで、このキットを巡洋戦艦シャルンホルスト級の砲塔に先祖返りさせて水上機とからめた情景に仕上げた作品というものを拝見して、いや人の発想ってすごいなあと思わされた模型でもあり。

 

 

■ヒコーキ部門

 

 

HPHモデルズ「1/48 コンベア B-36 ピースメーカー」

 

昨年一報を聞いて椅子から転げ落ちそうになった巨人機の巨大模型、遂に今夏発売された時も床に叩きつけられそうになりましたが、幸い無事に済みました(笑)。世界限定100個の製品、このキットを手に入れられた100人の方は、どうか世界に平和を打ち立てることについて考えてみてください……。手段はお任せします。しかし海外メーカーの巨大製品も陸海空あらゆる分野に広がっていますが、海外メーカーは購買層であるモデラーをどんな人間だと想定しているんでしょうか。海外のモデラーというのはどんだけデカい家に住んでいるのか。あるいは全部ゼントラーディ人なのか。デカルチャー!

 

 

■クルマ部門

 

 

アオシマ「1/32 スズキ ハスラー(キャンディピンクメタリック)」

 

青島の楽プラ、THEスナップキットシリーズ第1弾ピンクのハスラーが今年いちばんのクルマ模型です。「去年の製品じゃねーか」とお思いでしょうがそれがどうかしましたか? 今年の!いちばんの!クルマ模型だこれは!!

なおピンクのハスラーは来年フジミから車NEXTのシリーズで発売予定です。こちらも塗装不要・接着不要で組み立てやすいモデル、カーモデルとしては標準的な1/24スケールですね。

 

 

 

考えてもみてください、三人姉妹が箱根あたりを楽しくドライビングするのにぴったりなクルマでしょう?

……だからだれか洞木三姉妹のフィギュア作って下さいなんでもします。

 

 

■ミリタリー部門

 

 

アミュージングホビー「1/35 ドイツ重戦車 ティーガー(P)」

 

いやー、間に合ってよかった。年末ギリギリ届いたポルシェティーガーです。テストショット組んだ方のツイートでは結構な難物なのだそうですが、届いたばかりなのでわかりません!期待値だけで入れてます!!だってベルトキャタピラ同梱ですよ素晴らしいことですよ?ところで箱絵に描いてある「Truppenübungsfahrzeug」なる文言はなんじゃこりゃ。翻訳すると「軍用エクササイズ車」って出てくるんですがなんですかそれはGoogle先生。

 

※youtubeにレビュー動画を発見しました、こちらです。すまねえ、ドイツ語はさっぱりなんだ。

 

 

■艦船部門

 

皆さん知ってました?「かしましい」って漢字で書くとけっこうエロいんですよ嘘だと思ったらお手元のPCやスマホで返還させるといいですよ?

 

 

 

「鹿島しい」。

 

それはともかく。艦船模型ですねわかってますよ。今年はアオシマがヘンな日本艦を出してませんね。艦これにヘンな日本艦が出てこなくなったからでしょうか(ヘンって言うな)。代わりにイギリス艦がいろいろ出たような覚えがありますがこれはアズレンへの布石なんだろうか?いや箱絵のネタ要員でしょうという気がしなくもないですが……

 

箱絵でネタっぽいといえば、だ。

 

 

 

タミヤ「1/700 DDV192 空母いぶき」

 

ビッグコミック創刊50周年記念、タミヤがマンガの架空艦をキット化するというのは今年の大きな話題となりましたね。アオシマが1/700で大和を出す時代だからいまさら驚くことではないのかも知れませんが、1/700の艦船模型が必ずしもウォーターラインシリーズである必然は無いんだよなと、あらためて認識させられる製品でもあります(実際これまでの静岡3社でも限定品やフルハルモデルはWLシリーズ外でしたし)。ですからその、1/35のミリタリーモデルだって必ずしもMMシリーズである必然は無いんで小学館のコロコロアニキで小林源文先生が連載されてるマンガの戦車出しましょうよ、萌え要素ゼロですよ?

 

 

 

また、これは「プラモデル」ではないのですが2018年の模型シーンとして絶対に外せないものを一点挙げておきます。

 

 

■素材工具部門

 

 

プラモ向上委員会「ワークステーション Pro」

 

近年、プラモデルを作るという行為は、単に作ればそれでよいという訳ではなくなっています。モデラーの年齢層が上がりモデラーの総人口も減少する中で、どのように生活に密着したモデリングを遂行するか、効率的な作業空間(そして時間)を構築するか。これは今後の模型業界全体が取り組んでいくべき重大な課題でしょう。プラモ向上委員会のワークステーションProはいわばその象徴的なアイテムと言えるかもしれません。空間と時間を効率的に用いるためのワンストップ模型ツールは、文字通りにスマートなモデリングを可能にします。これだけでなくプラモ向上委員会の製品はしまうこと、片付ける事にも非常に考えられた設計がされていて、自宅に広大な製作環境を有する欧米あるいは中華系のお大尽モデラーならばともかく、限られた場所と時間で効率的に作品を製作するタイプのモデラーには大きな助けとなるものです。無論これらのツールを使用するにもそれなりのスペースが要求されるものですが、整理整頓された模型スペースはそうでない状況下よりもはるかに良い作品を生み出しやすいことでしょう。

 

21世紀の今日、ルンバなどのAI掃除機は人間の生活を著しく向上させたものですが、それはルンバが直接人間を向上させたわけではなく、ルンバを活用しようと思ったら常に部屋を片付けていなければならないという、その状況が結果として人間を向上させるのです。そういうものです。

 

 

 

さて、記事の最後に今年ファーベルでもっとも数多く売れたアイテムの紹介をしようと思うのですが

 

今年もまた「おやつカルパス」なので

 

それはゆるキャラグランプリにおけるくまモン的名誉ポジションに据え置いてですね

 

 

今年ファーベルでもっとも数多く売れた<ホビー製品>はなんぞや。

 

何事も白黒はっきりつけないと気が済まないこの時代、白か黒の塗料だろうと思うでしょう?

 

違うんだなこれが。

※別に誰もそんなことは思っていないのかも知れませんが、敢えてこういうリード文を配置することでアゲとオチを構成するという、初歩的な文章テクニックです。

 

今年ファーベルでもっとも数多く売れたホビー製品は……

 

 

 

GSIクレオス「Mr. スペアボトル (18ml)」

 

です!!

 

知ってた。

 

まあしかし、でも考えてごらんなさい。あらゆるジャンルの壁を乗り越えどんなものでも受け入れて、さりとて自分自身は変わらずに在り続けることができる。ダイバーシティってこういう事じゃないのかな。多様性というのは白黒つけることではなくて、自分も他者も、白も黒もお互いを尊重することではじめて成立する概念なですから、この混迷の時代にあってひとはMr.スペアボトルのように在るべきなのです。代わりはいくらでもいるんだ!!(待ってそれはヤメて)

 

平成最後の一年間、独断と偏見だけで選ぶ今年1番のプラモデル、ご覧の結果となりました。皆様の独断と、皆様の偏見ではどんな1番があるでしょう?来年もまた「俺がそう思うんだからそうなんだろう、俺の中ではな」精神で邁進して行きたく思います!よろしくお願いします!!

 

それでは皆様よいお年を!!!