独断と偏見だけで選ぶ 今年1番のプラモデル 2017

独断と偏見だけで選ぶ 今年1番のプラモデル 2017

2017/12/29

  • 雑記・メモ

2017年プラモデルタイトル

 

年の瀬も深まって来ましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。さて今年もこの企画がやって参りました。この2017年も様々なプラモデルが世に数多く生まれてきましたが、あなたのハートには、何が残りましたか?

 

今年発売になった数多のプラモデルの中から1番を決めようという、ある意味乱暴な趣旨ではありますが(ちなみに昨年の記事はこのような内容でした)、主として独断と、加えて偏見でもって語ろうという企画でございますが故に、

 

 

 

「とりあえず最初に謝っておいたほうがいいんじゃないかな?」

「なんで急に対談調になるんだよ」

「年末急にページを埋めたくなったら対談をやれと言われた。いまも日本中でやってる人がたくさんいると思う」

「それを偏見って言うんだよ」

「ともかく最初に謝っておきます、どうもスイマセン

「最初に謝っておけば後は何を書いてもいいと思ったら大間違いだぞ」

「なお今回紹介する製品については只今の在庫の有無や取寄せの可否などを一切斟酌しない内容となっておりますのでご注意ください」

 

 

■総合部門

 

スピットファイア

 

エアフィックス「クイックビルド スピットファイア」

 

「今年の1番はなんといってもこれでしょう!『ダンケルク』最高!映画を見たらすぐに作れます!なんなら映画を見ながらでも作れる、実に時間と場所を選ばないプラモデルです!!」

「『プラモデルではありませんが…』などと言われることも多いぞこのシリーズ」

「プラスチックで出来たモデルならなんでもプラモデルなのです!なおファーベルの店舗では玩具売り場に置いてあります」

「プラモデル売り場じゃないのかよ」

「市場の反応には素直に従うのがセオリーというものです」

 

「特に迷彩パターンの塗分けでパーツを分割するという発想は、なかなか普通のプラモデル設計からは出てこないものです。そのあたりもエアフィックスの製品開発に対する姿勢や、玩具メーカー傘下となったことの影響が繁栄されている製品なのでしょう。『プラモデルとは何か』を考えることが多かったこの1年を総括するには、まことに相応しいプラモデルでした」

「なるほど」

「問題はこのキットが2年前の製品だということです」

「今年と全然関係ないジャン!!」

 

 

■戦車模型部門(脚の生えていない方)

「カテゴリー設定にあからさまな作為を感じる」

「なんのことでしょうか」

 

takom

 

TAKOM「1/35 米軍 M3リー 中戦車 (前期型)」

 

「グラントもありましたけれど、ひとつ上げるならやはりこちらがよろしいかと。このキットが出たおかげでM3中戦車の全貌というものが多くのひとに知れ渡ったと思います。それはプラモデルがもっている大きなちからなのです」

「組み立てはそこそこ大変だというのがもっぱらのウワサだ」

「でもこのキットが出たおかげで大手を振ってタミヤのM3リーを素組みで仕上げることが出来るのです。例え実物とは全然違っていても一個の模型としてはこういうものなんだと、プラモデルに対しての姿勢を考える、いいきっかけとなりました。残念ながらタミヤのM3リーはいま品切れなんですけどね」

「ガルパン版ならあるじゃん」

「えーでもあれ設定と全然違うんで」

「」

 

 

■戦車模型部門(脚の生えている方)

「この分野は大接戦でした、4つのアイテムがシノギを削り、僅差で決定したのが以下の製品です!」

「作為的過ぎる」

 

ロケットモデルズ

 

ロケットモデルズ「1/72 E-75 ビエラフースラー 128mm戦車砲」

 

「ツイッターでも評判、新進メーカー「ロケットモデルズ」の製品第一号です。架空戦記ブームで育った人ならイケるはずだ」

「モデルコレクトと提携していて、公式なストーリーや設定は中国の模型雑誌に掲載されているそうだな」

「そのあたり、実はまだよくわからないこともあるのですが、わからない分「公式」に縛られずに自由に楽しんで良いのかも知れません。むしろボックスサイドや説明書に記載されている断片的な情報からユーザーが勝手に想像と推測を膨らましていくというのは、80年代の模型シーンではよくあることです」

「いまは80年代じゃないけどな」

「ところでモデルコレクトのフェイスブックには登場人物のキャラクター設定画と思しきイラストが載っているんですがあれは」

「あのイラストが公式のものかどうかよくわからないので、そこは軽く流そう」

 

 

■ガンプラ部門

 

ウイングゼロ

 

バンダイ「ハイレゾリューションモデル 1/100 HRM ウイングガンダムゼロ EW」

 

「これは非常によく出来ていて、実際売り上げも好調でした。ウイングゼロカスタムEWという機体そのものがハイレゾリューションモデルのフォーマットにはよく合致していて、シリーズ第一弾のバルバトスよりも全体的に好印象です。ただ、ガンダムならなんでもハイレゾリューションモデルになるかと言われればそうでもなくて、仮にRX-78でやっても上手くはいかないんじゃないかなあ。昔はガンプラの新しいシリーズやフォーマットが始まるとなんでもRX-78とMS-06Sでやってるような時期もありましたけれど、それぞれの商品特性やターゲットとなる購買層に向けて「どのガンダムを」選択するのか、それが今後の展開のカギとなるのかも知れません。今年はHGUCでついにバーザムが製品化されたりガルバルディβが発表されたりと何かと濃い目の機体が取り沙汰される一年でしたが、その一方でビルドファイターズのネット配信など様々な方面にピンは打たれていて、ではそこから返ってくる反応をどう活かすか、というのは来年以降のガンプラの課題なのかも知れませんね。あまりプ〇バン限定が増えてもらってもちょっと困るのですが(笑)」

「ガンダムの話になると早口になるのヤメろよ」

 

「そういえば元旦に発表されるという新作MGですけれど」

「ガンダムセンチネルの幻の機体というふれ込みのあれだな」

「ぼくは絶対にクイン・マンサだと信じています、ガンダムセンチネルで幻の機体といったらアレでしょ!!」

「ソレは絶対に無い」

 

 

■その他キャラプラ部門

 

フレスヴェルグ

 

コトブキヤ「フレームアームズ・ガール フレズヴェルク」 「1/100 NSG-X1 フレズヴェルク:Re」

 

「FA:G版もオリジナルのフレームアームズも、どちらのフレズヴェルクも売れ行き好調でした」

「関連製品含めてフレームアームズ全般良かったよな」

「なのでアニメのフレームアームズ・ガールにフレズヴェルクが出てくるのは非常に楽しみでした」

「出てきたじゃん」

「なんか変な子でした」

「アニメには変な子しか出てこなかったけどな」

「バゼ子かわいいよバゼ子」

 

 

■艦船模型部門

 

速吸

 

アオシマ「1/700 給油艦 速吸」

 

「艦これ版が出たのは去年でしたが、通常版は今年のリリースなので今年のキットとします」

「WL定番としてはこっちが長くラインナップされるんだろうな」

「このあたりのマイナーな艦船に陽が当たったのはやはり艦これのおかげなので、そろそろ艦これにも日進を出してほしいところですね。あとこの『速吸』って艦名は実はスネークマンショーに因むんですよ、知ってました?」

「因まねえよ」

 

 

■ヒコーキ模型部門

 

ローデン

 

ローデン 「1/32 米 L-19/O-1 バードドッグ小型連絡機」

 

「実はキットの中身とか機体選択とかではなく、単に箱絵が綺麗だって理由で決めました」

「ローデンは箱が本体と言われているからな」

「でも最近の製品はだんだん落ち着いた画になって来て、むしろ余裕を感じます」

「ちなみに来年の発売予定製品ではあるけれど、ブレンガンのYak-1はかなりイイ感じの箱絵だぞ」

「前代未聞な構図だ……」

 

 

■カーモデル部門

 

レベルトラクター

 

レベル 「1/24 ポルシェ ジュニア 108 トラクター」

 

「今月発売予定だったんですが、今現在まだ入荷されてませんね」

「そういうの選ぶのは正直どうかと思う」

「いろいろ書きたいことはあるんですが、発売されるまで取っておきましょう」

「そういうの選ぶのは正直どうかと思う」

 

 

 

 

「さて、基本プラモデルを扱うのが今回の記事の趣旨なのですが、ここでプラモデル以外のものにも目を向けてみましょう」

 

 

佐藤琢磨

 

グリーンライト「GL11020 1/18 INDYCAR 2017 佐藤琢磨 2017 インディ 500優勝」

 

「2017年5月28日、佐藤琢磨選手のインディ500優勝はモータースポーツ史に残る偉業でしたね」

「発売決定からリリースまでも早かったよな」

「旬な話題のうちに製品化出来たのは、基本は同一車種で争うインディカーレースならではのことで、いわばカラーバリエーションとしてすぐに出せたわけです」

「なるほど」

「青と白のツートーンカラー、やや持ち上がったノーズとそこから降りる形のフロントウィング、やはりティレル019に通じるものがありますね、心情的に」

「なるほど」

「佐藤琢磨選手、来年はチームを移籍するそうなのですが、新天地でも活躍を期待したいものです」

「なるほど」

「君それしか言ってないな」

「なるほど」

 

 

爆水拳銃

 

フルコック「1/1 PS製塗装済完成品 高木型 弐丸壱九年式 爆水拳銃 通常版 クリアブラックカラー」

 

「2017年、ホビー業界で水鉄砲がここまでフィーチャリングされる年があったでしょうかいやあるまい。夏のワンフェスでもいろんなところで見かけましたし」

「ブ〇ードランナーって書いて怒られたやつね」

「ブレー〇ランナーって書いたら怒られました」

「でも映画の『ブレードランナー2049』は日本製の模型を小道具に使ってたんだよな、当初無許可で」

「また怒られそうな話題振るのやめよーよ」

 

 

サーバル

 

Max Factory 「figma サーバル」

 

「やっぱり2017年は『けものフレンズ』の年だったと記憶されるべきなのです。例えこの先何が起ころうとも、この1年間に何度も発せられた『すごーい!』や『たーのしーい!』の声は消えることなく響いていくのです」

「すまん 少し 泣く」

 

 

 

「さていろいろ振り返ってきたわけですが、あくまでこれは個人の感想です。あなたがいちばん良いと思ったものが、今年のいちばんなのです」

「お、まとめに入りましたね」

「実をいうと途中から対談形式が辛い」

「それでも対談は続く」

「さて最後に、今年いちばん売り上げの多かった製品を挙げてまとめと致しましょう」

「多いといっても色々あるけれど、『売り上げ数の多かったもの』が対象となります」

「金額ベースだとまた違ってくるのですが、売り上げ数が多ければそれだけ大勢の人の手に行き渡ったということが言えるので、それはやっぱり良いことですね」

「売り上げ総数をベースでみると、セール品がかなり上位を占めます。これも自然なことです」

「しかし今回取り上げるこちらの商品は、なんとメーカー希望小売価格のままで、店舗・通販で扱ったすべての商品の中で堂々の売り上げ数第一位の座を勝ち取ったのです。素晴らしいことです」

 

 

「あ、なんだかオチが見えたよーな気がするんだが」

「ほほぅ」

「実は接着剤でしたー、とか塗料のホワイトでしたー、とか『模型屋あるある』で落とすつもりだろう」

「ハハンそんなのは素人の浅はかな考えですね、年間売り上げ総数をまとめたときの驚愕には到底及ばないよフフン。さてみごと年間売り上げ総数第一位に輝いた商品は」

 

こちらです!!!!

 

 

 

 

 

おやつカルパス

 

ヤガイ「おやつカルパス」

 

「おやつカルパスです」

「」

「この数字は圧倒的に店舗での売上げに拠るものです。お店を訪れてくれるお客様あってのファーベルなのだなあと、あらためて感じ入る年末でした。このご時世にひとつ10円(税込)という価格も大きな魅力ですね!!!!!!」

「……だがしかし、これプラモデルと全然関係無くね?」

「ものを食べるという行為は人間のあらゆる生産活動の基盤となるものです。食べものが無いと人間は何も出来ないし、プラモデルも作れません。なので食べものも十分プラモデル製作の基盤となるものなのです。皆さんも美味しいものをたくさん食べて、より良い模型ライフをお送りください」

 

それでは皆様良いお年を!