海洋堂「ソフビトイボックス017B 坐ることを拒否する椅子(青)」レビュー

海洋堂「ソフビトイボックス017B 坐ることを拒否する椅子(青)」レビュー

2018/10/30

  • 作例・レビュー

 

海洋堂「ソフビトイボックス017B 坐ることを拒否する椅子(青)」

 

海洋堂ソフビトイボックスシリーズから、岡本太郎のアート作品をフィギュア(?)化した「坐ることを拒否する椅子」、2つの形状で合計5種のカーラーリングがありますが、こちらは最初に出た3点のうちのブルー版です。ちなみにただいま特価セール中です。

 

 

 

四角いプラスチックパッケージの裏面には実物の作品解説が記載されています。目玉をモチーフにした椅子に込められたメッセージとは一体何でしょうね?「椅子」という本来は実用性を求められる家具に、敢えて実用性を否定するような造形。ちなみに海洋堂が立体化したのは2つの形状のものですが、実物にはもっといろいろな形のものが存在します。オリジナルは陶製で、いくつも製造され販売もされていたらしい。へー(今調べてる)

 

 

 

「坐ることを拒否する椅子」はL字型に折られたブリスターに収まっています。ちなみに英語では「Chair Refusing to Seat Anyone」と言うのだそうで。

 

 

 

内側には岡本太郎のポートレートが有ります。20世紀の日本を代表する現代美術の大家で、大阪万博のモニュメント「太陽の塔」や、現在はJR渋谷駅に掲示されている壁画「明日の神話」の作者として有名な人物です。しかし「芸術は爆発だ」というフレーズも、そろそろ通じない人の方が多くなって来たかな……?

 

 

 

当初メーカーから出ていたサンプル画像ではマットな質感だったのですが、現物はかなりのグロス仕上げです。青いソフトビニールの上に陶器の質感を出すクリアーを塗布しているようで。1963年にデザインされた作品ですが「1970年代」的な印象を受けるのはなんでだろうな。色といい形といい、1970年代の特撮番組に出てくる怪人のようなその、なんだな……それは見ているこっちの視野が狭いということなのかもしれない(笑)

 

 

 

横から見てみます。正面から見るのとあまり変わりません。正面ってどこだ。

 

 

 

後方はちょっとブツブツした仕上げになっていましたが、これは個体差があるかも知れません。まああまり見栄えが宜しくないのでこっち側は「後ろ」にしておきます(笑)

 

 

 

だんだんどっちがどっちなんだかよくわからなくなってきました。こういう一種の「眩暈」はとても大切で、作品を通じて見る者の現実認識に疑問を投げかけることも、現代美術の大きな役割なのであります(ホントかよ)

 

 

 

しかし座面の眼力は大変強いもので、いくつもバリエーションのある「坐ることを拒否する椅子」たちの中でも大きなインパクトがあります。なんかドルゲ魔人とか一つ目タイタンみたいですね。特撮から離れろ。

 

 

 

裏側には(C)Taro Okamoto の刻印があります。オリジナルのサイズが正確にはわからなかったのですが本製品のサイズは直径約9cm、全高約10cmほどとなります。ノンスケールを謳っているので縮尺にあんまり意味は無いんですが、だいたい1/8スケールぐらいなのかな?まあマグカップほどの間合いで。間合い?

 

 

 

ちょっとフレームアームズ・ガールに座らせるには大きすぎた。目算が狂った。

 

 

 

急に1983年の話をしますが当時にNHKで山川静夫アナが司会やってた「ウルトラアイ」という科学番組の、座りやすい椅子を調べる回でこの「坐ることを拒否する椅子」が出てきてってあ、ゴメンなさい話古すぎました?なんか尻が痛くなって全然座ってられないとかなんとか……。椅子というよりちょっとした拷問器具かも知れない(笑)

 

なので拷問器具としてつかうのはどうだろうか?さいわいここに

 

 

 

HGガンダムがあるので。やあおもいのほか健全な画像になりましたね。なんだかもうぜんぜんわからねぇ……。

 

 

 

エヴァの頃から最近だと「プラネット・ウィズ」に至るまで、現代美術といえば人類を滅ぼしに来る意味不明なモノのような扱いもありますから、そういうふうに楽しむのも良いかも知れません。怒られるかもしれません。

 

 

 

「けものフレンズ2」にもセルリアンは出てくるのだろうか?

 

 

 

おしゃれなディスプレイベースとしての可能性を探ってみた。探ったら何か出るほど世の中は甘くない。

 

 

 

そろそろ収拾がつかなくなって参りました。

 

 

 

ただ置いておくだけ、というのがいちばん存在感があってよいのかも知れません。そもそも岡本太郎のアートになにかをプラスアルファしようとする方が愚かな行為というものかも知れない……でも「太陽の塔ロボ」的な何かを、その……ね?