ロケットモデルズ「1/72 E-75 ビエラフースラー 128mm戦車砲」キットレビュー(その2)

ロケットモデルズ「1/72 E-75 ビエラフースラー 128mm戦車砲」キットレビュー(その2)

2018/01/22

  • 作例・レビュー

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ロケットモデルズ「1/72 E-75 ビエラフースラー 128mm戦車砲」

 

ロケットモデルズ「フィスト・オブ・ウォー」シリーズ、ビエラフースラー後半です。前回の記事も併せてご覧ください。今回は本キットの大きな特徴である脚部分の組み立てから。前回同様、ロケットモデルズのサイトに組立時の諸注意を記したフォーラムがありますので、そちらも参照してください。

 

 

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D13・D14を貼り合わせて作ったパイプ状の構造にD15を通してシリンダーが可動します。この際、やはり他の接着箇所と同様位置決めのピンはありませんので、ずれないように注意。またD15パーツとのクリアランスはかなりきつめになりますので、画像に映っているような細い丸棒ヤスリ(針ヤスリ)を使って作業すると良いでしょう

 

 

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行程14では説明書にもあるように仮組しながらゆっくり進めて行きましょう。ここは「脛」にあたる部分で、足首の関節となるD7パーツがシリンダーのD15とうまく合わさるよう調整します。

 

 

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その脛部分を「太腿」となるD1・D4パーツで挟み込むのですが、ここがなかなかはまってくれません。メーカーサイトのフォーラムでは膝関節部分を(力を入れて)押し込むように書かれていますが、それはちょっとパーツ破損の恐れもありますのでD2・D3を加工してはまりやすくします。

 

※以下はあくまで自分が行った方法です。参考としてお読みください。またパーツに加工を施す際には自己責任にてお願いします。

 

 

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問題点は破線で囲んだ箇所にあるようでしたので、ここの厚みを削ります。その際に細くなってる箇所に力がかかり過ぎないように注意。

 

 

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大体のイメージですが四角で赤く囲ったぐらいのボリュームを削り落としました(画像は右側しか処理してませんが左右ともに加工します)。どこまで削ればよいのか、最初はなかなか分量が掴めないのですが、四本目になると一発で行けます(笑)

 

 

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また、脚の組立てでかなり大変なのが小さなD17パーツを所定の穴にはめておくところ(フォーラムではピンセットの仕様が奨励されています)なんですけれど、実はこの部分、接着してしまっても脚全体の可動にはあまり影響しません。D10・D11が十分仕事をしてくれます。

 

 

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一本目ははしたない悲鳴をあげながら作業をしても、四本目では鼻歌交じりに進められる。だんだん気持ちよくなっていくのがクライマーズハイと呼ばれる症状です。

 

 

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車体と脚の取り付けもタイトですから、A19パーツの四か所の取り付け穴を丁寧にやすりがけ。この際「動きをチェックする」作業がいつのまにか「ブンブン脚を動かして遊ぶ」になってしまうので注意。逃れる術はない……!

 

なお説明書ではD12パーツを使って四本の足を車体底面に取り付け、その後車体上面を乗せるような手順です。ここでD12は脚が抜けないように抑えるストッパーの役目を果たしているのですが、それがなくとも脚は抜けないし、先に車体を組み合わせて後から差し込むだけで十分でしょう。

 

 

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この状態では膝のブロックにパーツの合わせ目が目立つのですが、後で装甲でカバーされるとあまり見えないだろうと思い、今回はこのままです。気になる方は処理してください。ただ埋めるだけでなく、溶接痕のモールドなどを作ってみても面白いかも知れませんね。

 

 

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この辺りまで来ると鼻歌を通り越して鼻息が荒くなる。ムフー、ムフー。

 

 

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それぞれのパートを組み合わせて完成……なのですけれど、どうも脚部が自重を支えきれないようなので一部の関節を固定してあります。膝関節部分を軸打ちなどして強化すれば、歩行戦車の様々なスタイルを楽しむことが出来るでしょう。

 

 

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脚の付け根の前後スイングだけでも結構「表情」は出せますし、1/72スケールながら結構ボリュームあるのはいいですね(戦車模型として一般的な1/35でやるとデカすぎて困る)

 

前回記した通り、シリーズ第1弾のビエラフースラーは共通の車体に4種類の異なる武装を持つバリエーションを同時発売しています。四本脚の車体はいわばテーブルのように様々なものを乗せられる訳で、ネットでも独自の改造・アレンジされてる方が大勢いらっしゃいますね。通常ですとこのブログは「サンプル提示」の意味合いが強いので、あまり手は加えないのですが、いろいろ見てると刺激されますからねえ、ちょっとやってみましたよ。まず砲塔の代わりにロボットのボディが乗らないかやってみた。

 

 

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※この計画はただちに却下されました。

 

次に、ランナーに残った不要パーツを利用して、ささやかな変更を施してみる。

 

 

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うん、これは行けそうですね。砲身はE3・E4パーツにA6(モデルコレクトのA6)を加工してA8に取り付け、キューポラにはノクトビジョンの代わりにH25の機関銃架を合わせました。

 

 

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途中経過をいろいろすっ飛ばして完成。砲塔はE-75の105mm砲装備型で、ビエラフースラーの最初に発表されたイラスト、初期デザインがこの形でしたね(その前にもうひとつあるのですが、あれは原型デザインとでも言えばいいのかな)。塗装はシンプルにダークイエローなんですが、脚だけ少し色合いを変えて目立たせるようにしています。全体的に「タミヤの古い戦車模型のボックスアート」みたいな感じにしたかったのですが、どうでしょうか?

 

 

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キットの解説によると「フィスト・オブ・ウォー」の世界ではじめてビエラフースラーが実戦投入されたのは、1943年7月のクルスクの戦いだそうで、ならば1944年6月のノルマンディーに居てもいいよなーと、そんな感じの想定です。ちなみにキットの指示通りに作ると1946年の仕様になるらしい(ベルリン戦でしょうか?)。

 

 

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マーキングは大きくしたかったので、手持ちのストックから1/48スケールのデカールを使用してみました。大きく目立っても大丈夫そうな、「ドイツ軍が優勢である」時期をイメージしてみましたよ。

あっ最後ワイヤーに鉄色塗ろうと思ってやってなかった!今気がついた!!

 

 

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キットではより強力な128mm砲型を作るのがデフォルトなのですが、105mm型の方がなんとなくスマートな外観ですし(個人的な感想)、なによりいちばん最初にロケットモデルズのプレスリリース見たときのインパクトが大きかったので、その時に感じた気持ち、期待や感動をかたちにしてみたかったのですよ。途中の過程は大変でしたが、大変な分だけゴールに到達すると気持ちいいのは模型も山登りも一緒ですね^^

 

 

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下からあおりで撮影すると迫力ありますねえ。モノクロにして記録写真風、などと遊んでみます(笑)。

 

 

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なんかやっぱりもっと派手な物も乗せてみたいところです。地対空ミサイル型は製品があるので(ライントホターR1)、対戦車ミサイル型やもっとすんごい超兵器とかやってみたいなー。いや、やはりロボット化を試みるとかどうだろう。モビルスーツはともかくザブングルのウォーカーマシンなんか相性良さそうですけど?

 

などと妄想の種は尽きません。設定やストーリーがまだ固まっていない今ならば、やったもの勝ちだって気もします(笑)ともあれ ロケットモデルズ1/72 E-75ビエラフースラー105mm戦車砲型、あるいは「私はいかにして心配するのをやめ、ストレンジタンクを愛するようになったか」これにて完成、完了です。

 

総統!私は歩けます!!

 

ところでフィスト・オブ・ウォーの世界でのアドルフ・ヒトラーはどんな扱いになってんでしょ?