マックスファクトリー「1/20 PLAMAX MF-28 minimum factory いなほ with ホンダ耕耘機F90」レビュー

マックスファクトリー「1/20 PLAMAX MF-28 minimum factory いなほ with ホンダ耕耘機F90」レビュー

2019/04/17

  • 作例・レビュー

 

マックスファクトリー「1/20 PLAMAX MF-28 minimum factory いなほ with ホンダ耕耘機F90」

 

マックスファクトリー PLAMAX minimum factory シリーズNo.38、いなほwithホンダ耕耘機F90のレビューです。今回パッケージが破損した製品をブログ記事向けに転用しているので、こちらの画像↑は取説のものとなります。

 

1/20スケールで様々なキャラクターを男女問わずに(女子多めに)プラモデル化する PLAMAX minimum factory のシリーズで、本製品は山下しゅんやオリジナルキャラクターのラインに属します。もともとは「みのり with ホンダ耕耘機F90」が先に在り、そのリデコ版という性格です。いちばん最初にみのりが発表された際に耕耘機の実車展示で静岡ホビーショーの会場が湧いてたことは未だ記憶に新しい(笑)

 

 

 

キットは小さなランナー枠にパーツを小分けして、それぞれ個別の成形色にすることで多色成形のプラモデルを構成する、PLAMAX minimum factoryの標準的な内容です、この画像(A~Cランナー)だと髪の毛パーツCランナーが新規造型ですね。

 

 

 

D、E、Fランナーはいなほもみのりも同じ内容ですが、オーバーオールのEランナーは青から茶色に色替えされています。

 

 

 

Gランナーは変わらず。

 

 

 

耕耘機部分も基本的に共通パーツで、こちらは成形色も同一内容となります(H、Iランナー)

 

 

 

J、K、Lランナーも同様。

 

 

 

タイヤパーツのMランナーとクリアーパーツNランナーも共通ですが、O、Pランナーは新規造型です。本製品の英語表記には「Cage Wheel Type」とあります。

 

 

 

デカールと車軸用の金属シャフト。デカールは一見すると同じようでいて、実は目じりのラインが違っているいなほ専用のデザインです。銘板などはさすがに同じ版下ですけれど。そしてどれも非常に小さなデカールに対して、予備がそれぞれ3セット分も準備してあるのは嬉しい心づかいですね!

 

 

 

被服部分の自然なシワの造型と耕耘機部分の繊細なメカニカルをともに楽しめるのは本製品の良いところです。「耕耘機のプラモデル」という異色の存在(※)には様々な反響がありましたが、1/20フィギュアというカテゴリーがまず先に在って、そこで人と機械をワンセットにして製品を作るという意味では、このホンダ耕耘機F90というのは丁度良い大きさだったのでしょう。次が1/20スケールのVF-1バルキリーなんて巨大なシロモノだったことはさておき。

 

※1960年代にサンワというメーカーから「ホンダ耕耘機F190」のプラモデルが発売されていました。モーターライズで走る(!)模型だったそうで。

 

 

美少女プラモデルは近年進化の著しい分野ですが、1/20スケールの小さなパーツでもこんなに!BQB!!

 

 

 

組立ては下半身からになります。オーバーオール女子というのもなかなかになかなかなので、女性向けファッション雑誌も現場系女子ファッションをやるなら今にも事故りそうなヒラヒラとかキラキラとかではなくまずオーバーオールから始めるべき。あるいはファティーグパンツとかだ!そのほうがヨシ!(俺に)

 

 

 

上半身は2種類からの選択式です。こちらは「オーバーオール姿」。腕パーツの接合は凹凸のホゾがぴったり合うのですが、手先(軍手)パーツのD1D2がやや不安定です。取説の順番ではまずいなほを組んでその後耕耘機に移行する流れなのですが、もしかすると先に耕耘機を作ってそちらに人体を合わせるほうがいいかも知れません。

 

 

 

こちらは肌もあらわな「タンクトップ姿」の上半身です。たんくとっぷというかスポーツブラっぽいのですが、ブラと呼称するといろいろアレなんで、タンクトップにしておいた方がなにかと無難であろうと思われる。

 

 

 

今回塗装はせずに組んでるんですが、塗装するにしても顔パーツA1の切り出しは瞳デカールを貼ったあとのほうがよいでしょう。ランナー枠がちょうどよい持ち手になるのでデカール貼りやすいです。

 

 

 

タンクトップ姿でいったん組み上げ。おさげのヘアスタイルはマリみての島津由乃さんの様であります、などというのも「平成しぐさ」となってしまうのであろうか、嗚呼。

 

 

 

ここからは耕耘機パート。言い忘れていましたがPLAMAX minimum factoryは接着剤不要のスナップフィットモデルではなく、組み立てにはプラモデル用の接着剤使用が奨励されています。とはいえかなり嵌合の度合いはよく、無しで済ませられる箇所も多々あり。

 

 

 

ただ、取説のイラストからではパーツの取り付け位置が分かりづらい工程もあります。J9を取り付ける「I6裏の穴」というのは赤丸のあたり。

 

 

 

構造的にはほぼ左右対称なので、2回目にはもう慣れてる。耕耘機の右側にはラジエーターのパーツが付きますね(非対称じゃん)

 

 

 

通常のタイヤと水田用のあーこれなんて言うんだケージホイールの日本語訳は。まあとにかく選択式なので水田用にしました。これがけっこう大変で、ホイール本体O2パーツにホイールキャップのO3で留めるんですが、漏斗状になっているO2のなかに

 

指が、入らない(´・ω・`)

 

ピンセット使えばいいと思うでしょ?ピンセット使うにはO3パーツが

 

微妙に、大きい(´・ω・`)

 

人類は自分の指先の太さを自在に変えられるように進化すべきなんです。主にプラモデルを作るためにね!

 

なお通常タイヤを使用する際には車内前方に重りを入れるよう指示があります。飛行機模型みたいに。そして重りは付属しません。飛行機模型みたいに(´・ω・`)

 

 

 

いかにもホンダ車らしい洗練されたデザインのフロントマスクを、少ないパーツ数できっちり再現しています。あごの下(?)のスタンドは起倒選択式でJ3パーツと本体とでJ4またはJ5を挟み込むのですが、

 

 

 

挟み込むとこんな感じの位置関係です(J5を使っています)。取説に裏面のイラストがあってもいいのになーとは思いますが、パーツの取り付け位置がいまひとつ掴めないのは、そもそも自分が耕耘機に馴染みがないからなのかも知れません。このあたり自宅に実機(あるいは同クラスの耕耘機)を所持している方ならば、目をつぶったままでも組み立てられるかもだ。そんな馬鹿な。

 

 

 

今回新規パーツで追加された補助輪P1を取り付けます。取り付けの際にはJ9パーツの軸をひとつ切り取るよう指示がありますが、

 

 

 

P1の受けとなるH7パーツの取り付け穴は少し広げたほうが良いようです。そのほうがスムーズ。

 

 

 

耕耘機の要である回転鋤は金属シャフトに5個のパーツを指していきます。L1→L2→L3→L5→L4の順番ですので、間違えないようお気を付けください。

 

なんでだよ(´・ω・`)

 

当然のように1→2→3→4→5で差し込んでからこらアカンと一度外してあれ、どれが3でどれが4だ?みたいなことを

 

必ずやるよな俺(´・ω・`)

 

 

 

補助輪や鋤部分を取り付け。いわゆる歩行型トラクターの歴史は、日本では1920年代から導入が始まり、既に1925年には国産第一号機が岡山県で開発されています。戦後設立されたホンダ(本田技研工業)は後進としてこの業界に参入したのですが、ホンダ製のトラクターはオートバイの開発技術を応用してコンパクト且つ効率の良い農業機械として大いに普及しました(中公新書「トラクターの世界史」参考)

 

 

 

洗練された外観と鮮烈なカラーリングもオートバイ開発のバックボーンあってのことでしょう。実機の開発にあたっては女性や高齢者でも使用可能なものとして設計されたとのことで、美少女プラモデルと組み合わせるのはむしろ自然なことなのかもしれません。

 

 

 

というわけでデカールを貼りいなほさんを添えてみました。ここでちょっとご注意を。今回補助輪を使って接地させたんで重りは仕込んでいないと先に記しました。が、おそらくいなほ(=みのり)本体はF90が前傾した状態でハンドルを握るように設計されています。なので2つを合わせてしっかりハンドルを握らせるには、手首パーツの角度を微妙に調整する必要があります。なので取説の順番通りではなく、先に耕耘機を組んでおいた方が良いのではないか、と思われます。その際には重りも仕込んでおいた方が良さそうで、今回はうまいこと安定した角度を見つけられなかったんで製品の完成見本とは違うところを握らせています。ご了承ください。

 

 

 

頭部の取り付け確度はフリーなので、ちょっと上を向かせるとむかしの自衛官募集ポスターみたいでいいぞ。農業プロパガンダだ!

 

 

 

オマケで付いてくるボトルとヤカンはさすがに塗り分けないとイカンですな。麦茶の色が微妙に麦茶らしくないのはちゃんと意味があるぞ。

 

 

 

オーバーオールをはだけてちょいと休憩、という風情がよろしいのかな。なんでも日本の農業機械のメーカーカタログには若い女性のモデルさんが多く登用されて農業への夢や希望を盛り上げてくれるんだそうですが、実際の農業現場にこんなおねいさんが本当にいたら、日本の農業が今ほど人手不足に陥ることもありますまい。

 

 

 

タンクトップにも「Max Fatory」「HONDA」のデカールが用意されて見る者の視点を誘導させてくれます。このあたりもかなり小さなデカールなんですが、予備も十分あるので安心ですね。なおお肌にはスミ入れならぬ「紅入れ」やってみたけどあんまり効果的ではなかったので、アーマーモデリングを読んでちゃんと勉強しなければ!2019年5月号、現時点ではまだ在庫在ります。

 

 

 

そんでね、余ったデカール(F90の注意書きデカール)をいなほさんに貼ってみました。これであっというまに農業ロボ子さんである。これさえあれば日本の農業の人手不足を一気に解消できる素晴らしいアイデア。

 

 

 

麦茶の色がヘンだったのはつまりこう。わざとですよ事故じゃないですよ。

 

 

 

1/20スケールなんだからマシーネン農家とかもいいんだよなーとか、割と応用効くのではあるまいか。そんなことを思う PLAMAX MF-28 minimum factory いなほ でありました。

 

うん、いなほ単体用の飾り台があったのをすっかり忘れていたんだ(´・ω・`)