バンダイ「Figure-rise Mechanics ドラえもん」キットレビュー

バンダイ「Figure-rise Mechanics ドラえもん」キットレビュー

2018/05/28

  • 作例・レビュー

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バンダイ「Figure-rise Mechanics ドラえもん」

 

バンダイ Figure-rise Mechanics シリーズ「ドラえもん」のキットレビューです。すでに発売中の製品なのですが、今回の記事では発売前に頒布されたサンプルを使用しています。

 

 

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本来はこんなパッケージで発売されています。Figure-rise Mechanics は元々可動キャラクタープラモデル「Figure-rise Standard」の拡張アイテム(ドラゴンボールのキャラクターを乗せる宇宙船とかですね)から始まったシリーズなんですが、この製品はドラえもんというキャラクターを「メカニクス」として捉え、その構造をプラモデルで組み立てて行くという野心的なものです。ドラえもん自身は極めて著名なキャラクターであり、その長い歴史の中にはプラモデルも存在したのですが、ここまで「本格的」なのは初めてでしょう。本格的ってなんだというのはさておき。

 

 

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A1ランナーは外装部分です。たしかバンダイには「マンガのキャラクターであるドラえもんを現実に作り上げる」みたいな長期計画というか目標みたいなのがあったはずで、これはその第一歩なのかも知れませんねえ。

 

 

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A1ランナーから一部分を抜き出してクリアーブルー成形にしたものがA2ランナーです。この製品は外装部分を2種類のパーツから選んで組み立てる方式です。

 

 

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Bランナーは多色成形で様々な箇所のアクセントになるパーツが集まっています。

 

 

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Cランナーは内部のメカ関係。フレーム+外装という構造はガンプラのマスターグレードみたいなものでしょうか?

 

 

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シールが一枚付属します、口の中に貼るものですね。

 

 

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ランナーを見て行くと「たしかにこれはドラえもんだ」というパーツと、

 

 

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「本当にこれはドラえもんなのか?」というパーツが同居しています。不思議な感覚ではありますが、考えてみれば普段親しくしている人物だからと言って、相手の骨格や内臓まで親しいわけでもないですから、別に不思議でもなんでもないのかも知れません。

 

 

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組立ては頭部から、「ウルトラ・スーパー・デラックス・コンピューター」が内蔵されています。そう聞くとなんかすごそうですが、あまり深くは考えないことにします。

 

 

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「赤外線アイ」「強力ハナ」「レーダーひげ」など感覚機器が集中している顔部分。細かいディティールも集中しているので、丁寧に塗装すると面白いでしょう。

 

 

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ドラえもんよりはターミネーターに近いものを感じますが、目・鼻・口と揃っていくとだんだん愛嬌も生まれてくるもので

 

すいません、まだ全然生まれないです。

 

 

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胴体部分は頭部に比べて極めて小さなバランスに納まっています。中央に位置する赤いパーツが動力源だと思われるのですが、特に説明はありません。ちょっと面白いのは「四次元ポケット」は文字通り四次元に繋がっているので、体内にはポケット用の空間は存在しないのですなー。

 

 

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下半身、脚部にはサスペンション的な構造が見えますが、ドラえもん自身は常に反重力で地表から浮かんでいるので、果たしてこれが我々の想像するようなサスペンションであるかは定かでありません。反重力で浮かんでるならなんで階段から転げ落ちたりするんだ?なんてことを質問するのはいい大人のすることじゃないよな。

 

 

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ちなみに、ドラえもんと言えば短足の代名詞みたいなキャラですがこのキットの脚部フレームは伸びます。ただ、脚の外装にこのギミックを活かすパーツが無いので夢の八頭身ドラえもんになるのはちょっと無理だな。

 

 

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頭部と胴体、手足を取り付けると内部構造は完成となります。夜道で出会いたくないヤツです。こちらドラえもんの内部構造については小学館のオフィシャルなもの(「決定版ドラえもん大辞典」掲載の図面)に基づくもので、腕に自信のある方は全身のディティールを丁寧に塗り分けてみても面白いんじゃないかしら。

 

それで、ある程度の年齢である程度性格の悪い人なら必ず聞いてくると思うのですが

 

「原子炉はどこにあるんですか?」

 

ねーよそんなの。なんの話だよ。

 

 

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だいたいどら焼きを食べてエネルギーに転換できるなら、それはもう原子炉ではなくてなんかマンガみたいな未来の夢テクノロジーです。深く考えるのはやめよう。そんな夢動力源も尻尾を引っ張るだけで安全にシャットダウンできるから未来すごい。

 

 

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考えてみればドラえもんもターミネーターも過去の歴史を変えるために未来からやって来たロボットなので、この二人が似てても別に不思議はないかもなあ……ということを考えている顔 ↑

 

のび太とジャイ子の間に生まれてくるはずだった子供はどこに行ってしまったんだろう。深く考えるのはやめよう。

 

 

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外装部分はA1ランナーかA2ランナーかを選択して組み立てて行きますが、ここではひとまずA1ランナーの部品を使ってみます。顔の部分を構成するのはこのようなパーツ群で、「黒い蝶ネクタイ」のようなものは実は「6本のヒゲ」だ。

 

 

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B14パーツにはこのようにスリットが開いていて、

 

 

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裏側からパーツを取り付けて行くと、

 

 

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このように6本のヒゲ(と口)が現れます。

 

 

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ヒゲの部分がちょっとだけ飛び出してるのがわかります。細いパーツを6個取り付けるよりずっとシンプルで頑丈な構造。

 

 

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目の部分はこういう模型ではシールで処理しがちなのですが、黒目も白目もすべてパーツになってます。おもしろいのは瞳のハイライト部分で、

 

 

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白目の一部になってます。そこにドーナツ状の黒目をはめ込んで表現しているわけですね。この辺ちょっとパズルみたいな感覚あります。

 

 

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先に組んでいた内部構造を組み込んでいきます。頭部の4箇所のダボは少し穴(A6パーツ側)を広げて、緩めにしておいた方がいいでしょう。クリアーパーツへの交換がやり易くなります。

 

 

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胴体パーツの外装部分です。四次元ポケットは外装の一部なんだな。

 

 

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内部にメカが組み込まれるのは頭部と同様なんですが、こちらは特に加工しなくても脱着に問題はありません。

 

 

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というのも、胴体部分は首輪で外から押さえる構造なんですね。首輪は普通に取り外せるので問題無しです。尻尾は唯一内部構造が露出してる箇所ということになるのかー。

 

 

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その首輪も単なる円形ではなく、ちょっと工夫があります。それについては後述。

 

 

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それぞれ組み立てると完成ですが、シール貼り忘れてますね今気づきましたね……(それであれは「舌」なんだなたぶん)

 

 

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普通に完成させると中身が全然見えない、わからないというのは不思議ではあります。無論完成した後も中身を見せるためにクリアーパーツがあるのですが、せっかく作った内部構造をいつでも見やすくしておくためには、頭部パーツを少し緩めにしておく方が良いわけです。

 

 

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頭部と腕は可動(回転)するんですが、まーあんまりアクションを楽しむものでもないかな(笑)

 

 

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A1ランナーには差し替えオプションパーツが存在します。これは「Figure-rise Mechanics ドラえもんのひみつ道具 タイムマシン」にドラえもんを座らせるためのもの。

 

 

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腕は普通に差し替えなんですが、脚部は「ズボンを履く」ような感じで面白い設計ですね。なおA2ランナーには交換用パーツが用意されていないので、タイムマシンに乗せるには通常カラーかあるいは、「手足だけ通常カラー」みたいな状態になります。

 

 

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それでこちらがクリアーパーツに差し替えたもの。やはりA6パーツの受け部分は広げておいた方がいいのですが、クリアーパーツは割れやすいので加工には注意が必要です。

 

 

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頭の中身はスカスカである。あまり意外ではない(笑)例えば古いガンプラの「メカニックモデル」みたいにボディの片側だけ内部が見える(あるいは片側だけクリアーパーツにする)ようにすると楽しそうですが、それを加工するのはかなり大変でしょうねー。最初からそういうパーツ分割になってれば良かったんだけど。

 

 

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先ほどの首輪部分ですが一部がこのように取り外せまして、

 

 

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バンダイのアクションベース2に対応してます。タケコプターがあればともかく、あまりアクションするモデルでもないので微妙っちゃあ微妙なギミックなんですが、このジョイントを利用してなにか拡張パーツを取り付けられそうな予感。

 

しかし手持ちのジョイント類では上手くハマるものがなかった。困った。

 

 

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「困ったときは怪獣映画みたいな写真を撮れ」と家訓で言われている。そろそろ東京タワー以外のセットが欲しい。

 

 

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ところで、顔の組立てを緩くし過ぎると、うっかり外れて思いもよらない悲鳴を上げることになるのでそこは要注意です。