バンダイ「メカコレクション 地球連邦主力戦艦ドレッドノート級ドレッドノート」レビュー

バンダイ「メカコレクション 地球連邦主力戦艦ドレッドノート級ドレッドノート」レビュー

2019/07/12

  • 作例・レビュー

 

バンダイ「メカコレクション 地球連邦主力戦艦ドレッドノート級ドレッドノート」

 

バンダイSP、「宇宙戦艦ヤマト2202」メカコレクションシリーズより、主力戦艦ことドレッドノートのレビューです。既に2隻セットのものが色替えで2種リリースされていましたが、こちらは単品の製品です。これを待ってたひとも多いのでは?単純に数を揃えて艦体編成するにはどっちがいいのかな。

 

 

 

1隻分のパーツしか無い割に箱は大きくて、このシリーズのアポロノームと同じですか。ちょっとびっくりしましたが、すぐに納得。

 

 

 

以前ブログでアンドロメダを取り上げていますが、基本的にはそれに準じた構造です。1978年の「さらば宇宙戦艦ヤマト」で起こされた宮武一貴氏のオリジナルデザインが、玉盛順一郎氏の手で「2202」に合わせてブラッシュアップされています。

 

 

 

元々アンドロメダからケレン味を抜いて手堅いところに落とし込んだような船形で、「質実剛健」のようなイメージがあります。旧キットの「主力戦艦」はメカコレも1/1000スケールも再販の度によく売れていた人気アイテムでした。名前が四字熟語っぽいところがいいよなー。「俺の好きな四字熟語は『主力戦艦』だ!」です、シンカリオン風に言えば(笑)

 

 

 

主砲の砲身や各部のアンテナなどのシャープな造形は、これまで何度か見てきたとおりのバンダイSPクオリティ。おかげであまり書くことが無いぞ。

 

 

 

アンドロメダと違っている点としては、一部成形色の異なるパーツがあって部分塗装さえする必要が無さそうなところ、でしょうか。これは当初からカラーバリエーションを製品展開するためのパーツ構成だったのですから、これが「2202」版の主力戦艦らしさというものかな。

 

 

 

スタンドはアンドロメダと共通というかメカコレ共通の物です。箱の側面にはネームプレートに使える図柄が2パターンあり、切り抜いて使用することが出来ます。

 

 

 

アンドロメダと違って水転写式デカールが付属していました。アンドロメダも5隻セットの方はデカールだったかな?ともあれネームシップのドレッドノート他、いくつかの艦に使用できる内容です。

 

 

 

そしてこちらが箱の高さの理由である、1/1000アンドロメダとドレッドノート用の連結用パーツです。「2202」後半で投入された、アンドロメダ級の左右にブースターとしてドレッドノート級を2隻配置する3胴艦を再現します。いわば重力アンカーのパーツ化と言えるのか。やあ実は「2202」未見なんであんまりよくは知らにゃい。

 

 

 

パーツ形状もディティールも見事のひと言で、ほんとにあんまり書くことが無いんだなこれが。現代の技術でリメイクされた主力戦艦のメカコレを眺める、それだけでもうごはん何倍でも食べられます。

 

 

 

うむ。

 

 

 

ちなみに連結用のパーツはメカコレじゃなくて1/1000ドレッドノートのタグが付いてます。2隻セットの製品に用いるのがベターなのかな。

 

 

 

組立てもアンドロメダに準じたものですが、アンドロメダよりアンテナなどの艤装が少ないので組み立てやすい。ザッツ量産型という感じでひとにやさしいなあ。

 

 

 

差し色部分が最初から色分けされているのでホントに人にやさしいプラモデルです。ヤマトメカコレの中でも1,2を争う好印象。ただし……(後述)

 

 

 

 

拡散波動砲の「仕切り板」は艦首のアンテナ部分と一体化したパーツになっています。主力戦艦の「顔」である非常に大切な部分。

 

 

 

 

メインエンジンノズル内部のディティールなんかはアンドロメダよりも繊細で、バンダイプラモによくある「シリーズ後発のほうが出来が良くなる法則」が当てはまっているようです。

 

 

 

艦橋部分もアンドロメダより一層細かなつくりで大変満足。

 

 

 

よく見るとパルスレーザーもちゃんとディティールが存在しています。このへんはクローズアップ画像よりも、実際のパーツを肉眼で見たほうが楽しいかも知れません(笑)

 

 

 

まず船体部分だけ作り上げて、砲塔を後回しにすると造船気分が出て楽しいぞと思いますです。アンドロメダをよりシンプルにした構造は艤装だけでなく船体形状にも見て取れますね。アンテナマストだけでなく、バルジの数も減っていると。アンドロメダの時には十字形の船型が「サブマリン707」ではないかなんて書きましたが、この十字形をタテとヨコに分解するとガンダムのサラミスとマゼランの船型になるんじゃないかとふと思う……

 

 

 

それはともかく3連装3基の主砲砲塔を乗せて完成です。3連装3基というのはアンドロメダよりひとつ少ないものですが、日本人の感性にはむしろ合致するのではあるまいか。

 

 

 

スミ入れとデカール、エンジン周りぐらいの塗装はしたかったのですが、あいにくの梅雨空なので今回は成形色のままで。いずれ天気が良くなったら仕上げよう。

 

 

 

まずスペシャルな存在としてのアンドロメダがあり、量産型はそれからパーツ構成を「引き算」してデザインする。日本のSFアニメではよく見られる手法ですが、もしかしたらそれをやったのはアンドロメダと主力戦艦が初めてかも知れません。のちにガンダムとGMがそういう関係でデザインされ、以後ガンダム世界で多用されたのは日本の歴史に記された通りです。

 

 

 

 

「量産型は拡散ビーム」もGMのビームスプレーガンと共通するところではあり、2202というか「さら2」とファーストガンダムの相似点は、探せば他にもいくつか出てきそうではあります。それは識者に任せよう。

 

 

 

アンドロメダと並べてみるとまーちっさいです。このキットというか2202版ドレッドノート最大のその、何だな……。ガミラスのガイデロール級を基に設計された設定の割にヤマトより小さな船型というのは主力戦艦というより「主力巡洋艦」みたいでここはなんとかならんかったのか。アンドロメダと同じぐらいのサイズだったら個人的ヤマト新メカコレNo.1でしたのにぃ。ちなみに現在の暫定ナンバーワンはキリシマです。なんでと言われても個人の感想です。

 

 

 

何でこのサイズになったかという理由もだいたい解りはするんですが、昔からアンドロメダよりも主力戦艦が好きだったのは、旧メカコレの主力戦艦がアンドロメダより強そうだったからなんだろうかなうーむうーむ。

 

 

 

なんにせよ量産型、量産機は良い。量産機ファンよ、立ち上がれ!!!!というふうに締めくくりたいと思います。

 

 

 

なおスタンド穴が微妙に3mm軸じゃなかったんで、ただ乗せてるだけなんだなこれが。