ターナー「アイアンペイントシリーズ」レビュー

ターナー「アイアンペイントシリーズ」レビュー

2018/09/14

  • 作例・レビュー

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ターナー「アイアンペイント」シリーズ

 

ターナーというと模型の世界では(特にミリタリーモデラーには)アクリルガッシュで知られていますが、DIYやアート方面では様々な塗料で有名どころです。この度ファーベルでも取り扱いを開始しまして、豊富な品揃えのなかならちょっとユニークな「アイアンペイント」を使ってみます。いくつかラインナップがありますが、今回用意したのは「アイアンブラック」「ライトゴールド」「アンティークシルバー」「アンティークブロンズ」「マルチプライマー」の5種類。それぞれ200mlのボトル入りです。ちょっとしたジャムぐらいのサイズは模型の視点からは新鮮……かな?

 

「塗るだけで鉄や金属のような質感が表現できる水性ペイント。アイアン風の家具や雑貨へのリメイクにおすすめです」

 

とメーカーサイトにもあるように、安全な水性塗料で簡単に金属風のテクスチャ表現が出来るというのが売りの製品です。身の周りのものを様々にアイアンモンガーに出来そうですが、とりあえず用意したのがこちら。

 

 

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一見するとただの木っ端のようですが、ただではありません。ホームセンターで50円で売ってました。この微妙に斜めに切り落とされてあんまり使い道の無さそうな端材を、ステキな飾り台にしてみるのさ。

 

 

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何を飾るかというと「SDガンダム クロスシルエット RX-78-2 ガンダム&クロスシルエットフレーム セット」、新世代のSDガンダムプラモデル、そのスタンダードとなるキットです。

 

 

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今回はキットレビューではないので、内容についてはざっと触れる程度で、まあ見ての通りのものですな。組み立てに関しても既に発売されて日が経ってますから、そこは流してささっと完成させてみる。

 

 

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どうでしょうか?どうもパッとしませんね。ただの端材に無造作にプラモを置いただけにしか見えませんし、なんだか目つきも死んだように見えてしまいます。飾り台を工夫するというのは展示会やコンテンストなどでは非常に有効な手法ですが、何の工夫も無いと却ってマイナスだという、そんな悪い例かな。

 

 

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ここで登場するのがこの「ターナー アイアンペイント アイアンブラック」です!(えぇーっ!)

安全な水性塗料で誰にでも簡単に、身の周りの家具や雑貨やホームセンターで50円で売ってた端材に金属の質感を与えることができるのです!(おぉー)

 

……なんでTVの通販番組みたいな文体になってんだよ。スイマセン一度やってみたかったの(・ω<)

 

 

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塗装については筆よりは刷毛、スポンジなどを使い、叩きつけるようにして塗ることが推奨されています。鋳造肌の質感と、ほのかな光沢とを併せ持って、とても50円の端材には見えない。

 

 

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こうしてひと手間加えることで、斜めにカットされた角度に何か意味があるように見えてきます。意味などなくとも「あるように見える」ことが大事で、世の中はだいたいハッタリで出来ているのです。

 

 

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ほら、こんなに違って見えるでしょう?つま先が縁からはみ出しているのも、敢えて前に進む意思を表しているかのようですね!(そんな意図はなくともあるように見えればよいのです。社会とはそういうものだ)

 

え、武器が増えてるからだろっていやいや、そんな、はっはっは。

 

 

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さて、次に用意しましたのは適当なサイズに切った0.3mmプラバンです。端の黄ばみが熟成された年月を思わせますね。ところで適切な環境下で熟成されたプラバンは、気づかぬうちに少しずつ、少しずつ小さくなっていってこれを「天使の取り分」とか言ったりはしません。

 

 

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アイアンペイントをプラスチック素材に塗布する際にはあらかじめ「マルチプライマー」で下地を作ります。白いプラ板に白いプライマーを塗ってもまったくワードプレス映えしないので、そっちの画像は無しです。

 

 

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その上で「アンティークブロンズ」を、スポンジや刷毛でやはり叩くように塗りつけて……

 

 

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「鋳造された板」のような、ちょっと不思議なものが出来ます。

 

 

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台座の方はエッジ部分を浮き立たせるようにいくつも重ね塗り。感想すれば塗り重ねは無論OKで、このようにドライブラシ的な作業も可能です。

 

 

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透明ラベルに作品名を印刷して貼り合わせてネームプレートを作ってみました。ラベルの切り口がヨレて見える人は優れた視力の持ち主なので自信を持ってください。ご立派ですよ?

 

 

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先ほどのガンダムを乗せると ま っ た く 見 違 え る。 目元は眼光鋭く、意志やキャラクター性が感じられるようですし、なんなら等身も伸びているように見えます。

 

えっ、「ホントに伸ばしたんじゃないか」って?

 

いや、まあ、そうなんだけどさ。

 

 

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それでもやっぱりフロアに直接置くよりは、台座なり立ち上げなりを作るとちょいと目立ちます。「目につく」というのはコンテストや展示会では非常に有効で、また高さを利用してネームプレートを付けてみたりオブジェ的な装飾を施すなど、自由に使える空間が手に入るというのが面白いんじゃないかしら。

 

 

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興が乗って来たのでもうひとつやってみるぞ、一見するとただのクリアーケースのようですが、ただではありません108円(税込)です。これにアイアンペイントを塗るのでまず「マルチプライマー」で下地を作ります。

 

 

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透明なケースにプライマーを塗ってもまったく(以下略)

 

 

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さらにアイアンブラックを重ねてこれを下地とします。ムラムラするくらいが元気があっていいのだ人間というものは(倒置法)。

 

 

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今回はアンティークブロンズをメインにアンティークシルバーでアクセント付けています。

 

 

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こっちにはPieceのトランプ兵を乗せてみました。世界観の演出にも、台座や背景の使用は有効ですね。

 

 

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ケースのフタを利用して「縁取り」みたいにしてみます。

 

 

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トランプ兵の方にもネームプレートか何かつけたかったのですがここでタイムアップ。キットの箱の製品名部分を切り抜こうかなと思ったんだけど、それもちょっともったいないナーと(^^;

 

比較的扱いやすく、簡単にテクスチャーと金属質感を盛り込めるターナーアイアンペイントシリーズ。ちょっと目先を変えたモデリングにも、向いているかも知れません、スチームパンクなフレームアームズ・ガールとかどうだろう?(いま思いついたことをそのまま書くな)

 

 

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フレームといえばこの余ったフレームどうしようかな……