エアフィックス「クイックビルド ランボルギーニ・アヴェンタドール (ホワイト)」レビュー

エアフィックス「クイックビルド ランボルギーニ・アヴェンタドール (ホワイト)」レビュー

2019/01/29

  • 作例・レビュー

 

エアフィックス「クイックビルド ランボルギーニ・アヴェンタドール (ホワイト)」

 

お手軽にブロック感覚で組み立てられるプラモデル、あるいはプラモデル感覚で完成するブロック。どちらからのアプローチもきっと可能な組み立てキット、エアフィックスのクイックビルドシリーズからランボルギーニ・アヴェンタドールです。このシリーズについては以前チャレンジャー戦車を取り上げたことがあるので、フォーマットなどに関してはそちらもご参照ください。こういう類の年少者向け製品というのはエアフィックスに限らず海外の模型メーカーではいくつか散見されますが、日本ではちょっと見かけない。それは、何故なんだろう?

 

 

 

基本はランナーから切り出し済みのパーツがビニールパックされてます。ふとこの前組んだゾイドワイルドのスコーピアを連想したんですが、国産の製品でいちばん近い性格を持つのは低価格帯のゾイドかも知れませんね。切り出し済みというかピンゲート成型は、プラモデルの世界だと珍しいかも知れませんが、玩具(特にブロック玩具)の世界では極めて普通の構成でしょう。

 

 

 

クリアーパーツだけは別途保護された梱包です。このあたりはプラモデルっぽいかな?

 

 

 

フルカラーの組み立て説明書とシール。シール自体は少なめで、それぞれのサイズも小さくピンポイントなものです。

 

 

 

パーツを見て行くとエンジン部分に「エンジンのディティール」が入ってるところなどはブロック玩具よりはプラモデル寄りの姿勢を感じます。とはいえ最近のレゴなんかはもっと突き抜けて実物に寄せてるんですが、あれはまた別のこう、その……(なんだよ)

 

 

 

タイヤは軟質樹脂製で、これとホイールだけはランナーで繋がってました。タイヤは分かるけどホイールはなぜかしら?

 

 

 

では組んで行きます。対象年齢5歳以上の製品なので、組み立ても楽ちんぽんだぜ!などと言ってないでタイヤの向きを間違えないように注意しましょう、5歳以上の方は。ちなみに、あまり言われないことですが、一般的に玩具製品の対象年齢に上限はありません。ここ大事なポイントですよ?

 

 

 

前後のホイールは容赦なくブロックぢからで接続される。ブロックぢからってなんだ。

 

 

 

左右のサイドパネル類にはL/Rの表示があるので間違えないように注意してください。5歳ぐらいのお子様からなぜLが左でRが右なのかと聞かれたら、その時はお子様への英語教育をスタートさせるチャンスです。

 

 

 

そんな感じでサイドパネルを組んでいく訳ですが、なまじプラモデルを知っているとブロックの形状の異質さに悩まされます。それはちょっと、面白い感覚。

 

 

 

パーツ分割の仕方、実在するクルマを模型化する際の分解と再構築の手法がプラモデルのそれとはちょっと異なるのですね。それをいちばんわかりやすく提示したのは、やっぱりスピットファイアかな。塗装で分割しちゃうんだというのは何度見ても驚かされます。そういう玩具的なアプローチとオーセンティックなスケールモデルを同じブランドで展開できるのは、エアフィックスの懐の広さか、あるいは倒産と復活の繰り返しから生じた蓄積の技か……

 

 

 

そんなメーカーの事情などに関係なく、パーツはガシガシはまって行きます。ブロックぢからだ!

 

 

 

左右のサイドパネルとミラーを取り付け、

 

 

 

前後のアクスルを取り付ける。なおフロントアクスルはフロアパネルの上からで、リアアクスルは下からの取り付けになります。それがどうしたかといえば、

 

いや、特にどうということも無いんですが。

 

 

 

エンジン部分を取り付けます。ランボルギーニ・アヴェンタドールは6.5L V型12気筒 DOHC 48バルブエンジンを搭載しているッ!と、ウィキペディアから情報をコピーする。

 

 

 

フロントマスク部分は昨今の自動車事情に漏れずにどことなくザクレロのDNAがまじったような顔をしています。自動車というのは少なからず人類の闘争本能の延長線上にある存在なので、物騒なカタチになるのも自然なことですね!などとトンデモ理論をブチ上げて逃げる(逃走本能)。

 

 

 

ステアリング部分はシールで表現されます。位置と角度を慎重に決めると気持ちがいいけれど、完成すると全然見えなくなりますよ?

 

 

 

ようやくバスタブらしくなってまいりました。

 

 

 

シートは左右とも同一形状です。この辺のディティールが実車とはどれほど異なっているか、いやあ、残念ながらランボルギーニ・アヴェンタードールを所持していないのでぜんぜん解りませんねえ。惜しいなあ、もしも本物のランボルギーニ・アヴェンタドールに乗っていたら、いくらでも実車との違いを比較してビシバシ指摘できるのですが、いやあ残念残念……。ささ次に行きますよ。

 

 

 

クリアパーツと天板をはめ込みますと、なぜにエンジン部分が造形されていたのかが手に取るように分かります。

 

 

 

完成後もエンジン部分はチラ見出来るんですね。チラリズムは大変重要な概念であると、5歳の子供にもきっと解かる。あとこの画像でパーツのはめ具合が中途半端なのも、よくお判りいただけるだろう……。

 

 

 

テール部分を取り付けます。排気管が4つ並んだ獰猛さも、こうして再現されていますなー。5歳の子供にはこれが排気管だとは分かってもらえないかも知れませんが、いつか解かる瞬間が来ると思うのよね。それはきっと大事なことでさ……

 

 

 

各部にシールを貼ったら完成です。なおタイヤハウス前後の縁取りだけはシール形状と貼り付け位置がいまいち不明だったので、そこだけスルー。スルーするぢからも21世紀のインターネッツに於いてはたいへんじゅうようです。

 

 

 

各部のシール貼り付けについては中性洗剤を1,2滴程度水に落とした溶液を作って、それを少量塗ったうえでシールを貼れば多少は調整が効きます。あくまで多少、水転写デカールほどの余裕はないですしあんまり濡らすとシール貼れなくなるしで却ってよくないので、そこは慣れが必要かとは思いますが。

 

 

 

完成すると全長は20cm強、ランボルギーニ・アヴェンタドールの実車は全長4.7mとパッケージにありますので、おおむね1/24ぐらいのサイズなのかな?厳密なスケールを謳っているわけではないですが、サイズ的にはそんな感覚です。元々はオレンジ色の製品が先にあってこちらはカラーバリエーションなんですが、なんかホワイト版のほうが自然に見える……のはまあ、なんでかなあ。白いバットモービルみたいで良いと思うのですが。それはもうバットじゃないね。

 

 

 

1/24スケールですとコトブキヤのヘキサギアシリーズがあるんですがううううむ?あまり気にしない方がいいですかねー。そういえば以前コトブキヤがホビーショーでパネルだけ展示していた「ハンドスケールガール(仮)」というのはその後話を聞かないなあ。面白そうだったんですけどね。

 

 

 

というわけでエアフィックスのクイックビルド ランボルギーニ・アヴェンタドールでした。このほかにもシリーズいろいろございます。何かと重宝しますよ?特にその、今月中にもうひとつ記事上げなきゃいけないけどネタも時間もないッッッッ!!!

 

なんてときには。

 

ノルマか。