「第85回東京インターナショナル・ギフトショー2018春」レポート

「第85回東京インターナショナル・ギフトショー2018春」レポート

2018/02/13

  • イベントレポート

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ギフトショーというイベントは常々聞き及んでいましたが、実際に脚を運んだのは初めてです。イベントの概要としては公式サイトをご覧になるのが一番なのですが、前半後半2回に分けてビックサイトを全館使用(※第2週のみ)する大型イベントの、最終日の様子をレポートしてみます。

 

 

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とはいえ、ちょっと驚いたんですが基本は撮影不可、海外からの出展ゾーンではカメラ持ち込み禁止で「預り所」が設けられている厳重さ(ディズニー/マーヴェルゾーンには「黒服」と専用ユニフォームを着用した警備員まで動員する徹底ぶりでした)です。いまここにあげたような会場内の様子でさえ、ホントに撮ってよかったのかいまいち不安になるところ。

ジャンルとしては非常に幅が広く、玩具や文房具、雑貨一般にキッチン用品にビューティーコスメにちょっと数えきれないほどのブースが展開されていまして、なるほどギフトというのはなんでもOKですものね、と思わされるのですが、

 

しかしプラモデルは無かった。何故だろう?

 

 

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慣れ親しんだメーカーも出展されていたのですが、感覚としては「一般」のバイヤー向け展示会と言ったところかな。そういう印象です。

 

基本撮影不可というスタンスではありますが、個々のブースで許可をいただければ個別に撮ることはできたので、いくつかご紹介してみます。

 

 

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コレクタの恐竜・動物フィギュアを輸入しているノアハートクラブのブースから、Age of Dinosaurs シリーズ新作1/40ケラトサウルスDXです。「恐竜は鳥である」が定説となって久しいですが、幸か不幸かこのケラトサウルスにはまだ羽毛化が波及していません。

 

 

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とはいえ顔の塗装は南国の鳥類のようなカラフルなものになっています。個人的にはケラトサウルスと言えばなぜだか「緑色」なイメージが強いのですが、これはどうも昭和の頃に図鑑で見たイラスト(ズデニェク・ブリアン作と思われる)の擦り込みらしい……。歌舞伎の隈取りみたいで面白いには面白い。それでもなんかざわざわするのは、心が昭和だからかナー。

 

 

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こちらは発売中のディノケイルスDX。このへんになると最初っから「こういうもの」として認識するので違和感なく受け止められます。要は刷り込みの問題で、人間なんて勝手なものですね(^^;

 

 

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恐竜の変貌ぶりにくらべると新生代の生物は昔とさほど変わらず、安心して見ていられるものですが、変化が少ないということは研究している人が少ないということでもあり、恐竜アイテムと比べると人気が少ないのは仕方がないのか、それは洋の東西を問わなそうです。

 

 

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鳥が恐竜であるならば、新生代の恐鳥類にも新しい観点や位置づけからのスポットが当たってきそうなものですが、世の中なかなかそこまで行きませんねえ。ちなみこれはケレンケンDXです。イカス!と思うのですがみなさん、どうでしょう?

 

 

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コレクタ製品の特長としては「馬」のラインナップが強いことが挙げられます。日本で馬と言えばサラブレッドかポニーがほとんど、九州や北海道には日本固有の種がおりますが、まー随分いろんな種類(品種?)の馬が立体化されてます。毛並みもいろいろです。

 

 

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それだけ馬が身近な存在なのかも知れません。馬が身近な存在である「ところもある」と言う方が正しいのでしょうが、牧場で馬が放牧される風景も日本におけるそれよりは近しいのでしょうねえ。馬術の普及度合いとか、欧米と言っても随分異なるのでしょうけれど。

 

 

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カピバラと人との距離は欧米より日本の方がずっと近そう(笑)「カピバラ温泉」のフィギュアを出せばきっと売れる!(ただし日本に限る)と勝手に提案してみましたが、なんでもコレクタの恐竜アイテムでフクイラプトルの製品化(!)が予定されているということで、日本国内市場を見据えた製品開発もアリらしい。

 

 

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最近ツイッターなど(「など」どころか「もろ」だ)の影響で、ある日突然特定の動物がバズるなんて事態も起きてますから、そういうニーズに対処できないものかなあ、などと思うところ。「はなしあおう」「ウワーッ!」ごっこが出来るアイテムとかあるのよ?

 

 

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トラやカバと言った定番アイテムは順次リニューアルされていて、ディティールや塗装もどんどんリアルになって来てます。恐竜・動物好きのみならず、いろんなジャンルのホビイストに訴求できそうなものですがさて。

 

そう、「贈り物にも最適」なんですよきっと、たぶん。

 

またコレクタの新商品としてはメーカー初のトレーディングフィギュアである「コレクタAR」に非常に力を入れておりまして、これがどういうものかは動画で見たほうが断然早いのでyoutube公式を貼ってみます

 

 

 

 

スマホやタブレットのなかで手元のフィギュアと同様の3DCGを自由に動かしたり、お好みの風景と合成してみたりとAR(拡張現実)を楽しめるフィギュアです。日本でもアニメのキャラを撮影画面に乗せるアプリはあるけれど、フィギュアに特化しているのは珍しいところ。実際の恐竜についてのインフォメーションも学べる学習要素もあります(そのへんは恐竜ならでは、ですね)。全部英語なのは日本のキッズにはつらいかも知れないけれど、「子ども電話相談室」に出てくるような恐竜ガチ勢ならきっと大丈夫だ!

 

 

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さてまた恐竜つながりということでタカラトミーアーツの「タワーズロックそうめんアドベンチャー」。好評発売中「そうめんスライダー」シリーズ最新作で東京サマーランドのウォータースライダー施設「タワーズロック」を再現しています。

 

 

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恐竜の口からそうめんが出てくる(厳密には恐竜の口から流れる水流にそうめんを流す)わけですがその、いやなんていうかな

 

シュールな光景だ……

 

 

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こちらは3Dパズルを販売しているウラノのブースから、越前和紙を使った恐竜骨格パズルです(モササウルスは恐竜じゃない、というのはさておき)。これはちょっと面白いですねー。骨格パズルと言うか骨格復元モデルというのは恐竜グッズの定番ですが、和紙を使って「柄物」にする発想は素敵。

 

 

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骨格自体も最近の学説に基づいたプロポーション、姿勢で製品化されています。この分野って昔からある反面「昔ながらの」アイテムがそのまま売られたりもしているもので(それも一概に否定出来まいとは思います)

 

 

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骨格としてはリアルを志向しながらも、色や柄などはむしろ非現実的なところで美しさを目指すというはちょっとロックだ。

 

なにしろものが化石ですし。

 

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恐竜から離れてこちらはゴジラグッズの製造販売フォーカートの新製品「ゴジラフィギュア箸」です。フォーカートのゴジラグッズは浮世絵風のイラストを用いた製品が海外からの観光客に大人気だそうですが、こちらは日本の怪獣ファンにもきっと刺さる(お箸を刺すのはマナー違反です)。

 

 

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箸置きが「崩れた国会議事堂」な製品は、身近な食卓に反骨精神を提供します!!

 

 

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そしてこの分野でも一番人気は蒲田君ことシン・ゴジラ第二形態だそうで、ベビーゴジラやゴジラジュニアが成し得なかった女性層への浸透をここまで成し遂げるとは、たぶん製作スタッフも予想してなかったんじゃないかな?

 

 

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そんなメジャーどころに混じってバラゴン!バラゴンですよ奥さん!!この姿勢は大事にしたい。なんだか民芸品向きなデザインではあるのだバラゴンは……。むしろキングシーサーはどうでしょうか?民芸品ぽい怪獣ですよ彼。

 

 

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こちらは木製の船舶模型を完成品で販売しているケイピーインクのブースです。タイタニックは全長82cmのビッグサイズでこの種の木製モデル完成品としては破格の46,000円で販売されます。模型というかインテリア家具にも近いもので、ディカプリオの例の映画のおかげで女性にも引き合いがあるそうですが社長室の調度には売れないのだとか。

 

「なにしろ沈んじゃいますからねえ」

 

なるほど。

 

 

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フェラーリ・ハイドロプレーンは木目も美しくニス塗り仕上げも丁寧に施されていますが、これでRC化も可能と言うゴージャスさがすごいな。お金持ちの所業だ!!

 

 

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これらの製品はベトナムの工場で、手作業によって製造されています。工芸品としての品質の高さと人件費との分水嶺が、リーズナブルなレベルに落ち着いているからこその製品価格なのでしょう。ベトナムも経済発展真っ最中で随分様変わりしています(なにしろ空軍にアメリカ製のF-16戦闘機を配備しようって話まであるのだ)から、いまは貴重な瞬間なのかも知れません。

 

 

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こちらは東洋精密工業のメタルクラフト事業新製品、「紙刀」です。日本刀型のペーパーナイフと言うのはこれまでにもいくつかありましたが、しかしいまや例のゲームを起点とした一大刀剣ブームですよ?

 

 

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拵えではなく刀身のみでの製品化と言うのがいまの刀剣ブーム、「刀剣鑑賞・研究」のブームにまさしく合致するところで、刃紋(刃文)が彫り込まれているのはきわめて珍しい……。ペーパーナイフとしての実用製だけではなく、これ自体が観賞用に十分なクオリティ、ポテンシャルを備えています。なにより本物の刀買うよりずっと簡単です(笑)

 

 

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そして最近よく聞く名前が揃っているのだ!大小揃えていろいろ楽しんでください。東洋精密工業は元々業務用の基板製造でエッチング加工をやってるところなので、この紙刀も非常に薄く、鋭く出来ています。なので柄や鍔を工夫してフィギュアに持たせるなんてのもね、アリだと思うのですよ。ファイブスター物語のモーターヘッドには似合うと思います。最近はGTM化して日本刀は振り回してないというのはまあ、こっちに置いといてですね。

 

さて広大なスペースの中からほんの限られた分野だけの紹介となりますが、雑貨関係のイベントというのもモデラー目線で色々歩いてみたいものですね。そこで新しい発見も、きっと見つかるでしょうからね。

 

 

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「ビッグサイトのイベントで無料巡回バスなんて出るのか!コミケとは大違いだな!!」

 

これも発見です。うむうむ。